【ポケモン剣盾】S7シングル最終386位(レート:1952)トゲニューラミミ対面構築
はじめに
はじめまして、がわごぎょうです。
閲覧ありがとうございます。ポケモン剣盾S7シングル構築を紹介していきたいと思います。今まではレンタルPTを使用させていただき対戦するエンジョイ勢だったのですが、動画投稿者さんの影響を受けたことに加え、昨今の情勢から在宅時間が増えたことも相まって、初めて自らPTを考えてプレイすることにしました。初めての投稿なので、至らぬ点があるかと思いますが、よろしくお願いします。
わざを外したり、急所に当たったりするたびに心にくるものがあったので、愛着を持たせるためにPT全てのポケモンにニックネームをつけました。(筆者はワンピースやコードギアス が好きなのでそこから拝借したものばかりです。ご容赦ください。)
構築経緯
シーズン7中盤に解禁された夢特性ガラル御三家に注目し、エースバーンを軸にPTを作り始めました。はじめに目をつけたのが、エースバーン+威嚇ギャラ+じめんタイプの並びです。ステルスロック展開によって相手のエースバーンをいなしつつ、こちらのエースバーンを通すことを考えました。しかし、グラススライダーを持ったゴリランダーやフリーズドライを持ったラプラスに対して思うようにステルスロックを撒けずに負けることが多くなりました。
そこで、
①ゴリランダーの弱みを見つけるために自らゴリランダーを使用してみたところ、初手ゴリランダーに対してダイジェット展開があまりにも厳しいことがわかり、初手トゲキッスのダイジェットから対面構築に移行するPTを作りました。
②特殊アタッカーに対する切り返しと特殊打点を増やすためにウォッシュロトムを採用しました。
素早さが上昇したトゲキッスに対して、切り返すために相手がダイマックスを切ってくることが非常に多く、トゲキッスが倒されるとそのまま押し切られる場面がありました。
そこで採用したのがマニューラです。トリプルアクセル習得により鉢巻マニューラが注目されていたのですが、不意をつくタスキカウンターにより相手の物理ダイマックスを倒せるようにしました。
最後の一体には何を入れるか迷っていましたが、先制わざを持ちながら、ある程度の範囲と打ち合える「なんやかんやできるミミッキュ」を採用することにしました。
構築のコンセプト
初手ダイマックスからの対面構築です。読みや細かいダメージ感覚が必要なサイクル構築は自分にとって難しかったからです。エースバーンやゴリランダーを受け切ることは考えず、自らのペースで対戦を進めることを心がけていました。
個体紹介
マニューラ
(ベンベックW)
せいかく:ようき とくせい:わるいてぐせ
もちもの:きあいのタスキ
わざ:トリプルアクセル こおりのつぶて つるぎのまい カウンター
調整:A252 S252 D4
【調整意図】
・アッキのみH228 ミミッキュ :トリプルアクセル(3回)+こおりのつぶて 乱数1発 (72.8%~88%+16.9%~20.7%)
・H252 ドラパルト:トリプルアクセル(3回) 確定1発 (125%~159.6%)
・H252 パッチラゴン:トリプルアクセル(3回) 確定1発 (109.6%~129.8%)
・無振ダイマ珠エースバーン:カウンター+こおりのつぶて 確定1発
【ひとこと】
今シーズンはガラル御三家の夢特性解禁により、リベロエースバーンが大流行し、それに伴い流行した威嚇ギャラドス、また後述のトゲキッスやギャラドスに対して選出されることの多かったパッチラゴンなどの物理ダイマックスポケモンに対してカウンターで切り返すのが強かった。さらに、流行したゴリランダーに対してめっぽう強く、環境に刺さっていたと感じた。
また、耐久が低いため基本的に全ての対面においてタスキが発動し、わるいてぐせによってゴリランダーの鉢巻やミミッキュのチイラ、ドリュウズのスカーフを奪ってパワーアップした後のトリプルアクセルを止められるポケモンはほとんど存在しなかった。
ただ、おにびたたりめ型やドラゴンアロー持ちのドラパルトには何もできないので要注意。使用の際には、相手にステルスロックを撒かせない立ち回りが必要。さらに、わざ構成ではつるぎのまいを積んだ覚えがないため、ここは要検討。
たまに、トリプルアクセルを外し、有利対面でも無償突破されることもあるお茶目ちゃん。
エースバーン
(P・D・A)
せいかく:ようき とくせい:リベロ
もちもの:いのちのたま
わざ:かえんボール とびはねる ふいうち アイアンヘッド
調整: A252 S252 B4
【調整意図】
・ ミラー意識の最速
【ひとこと】
使用率1位で雑に使って強いポケモンなので採用した。ダイマックス時の火力がえげつなく、目の前に対し有効な技を打つだけで数々のポケモンをなぎ倒していった。
技は、HB特化カビゴンを確定1発でもっていけるとびひざげりは強かったが、まもる持ちカビゴンやゴーストタイプが後ろに控えていることが多く打ちにくかったため、ダイジェットとして使えるとびはねる、ドラパルト対策のふいうち、非ダイマックス時の最高火力のかえんボール、命中安定のアイアンヘッドを採用した。
ただ、ダイマックスしても耐久がなさすぎること、ダイマックス後の命中不安、さらに各PTの徹底的なエースバーンに対するマークがあったため、終盤になるにつれて選出することが少なくなっていった。
エースバーンミラーでよくジャンケンに負けて倒されるお茶目ポケモン。
ギャラドス
(Dチンジャオ)
せいかく:いじっぱり とくせい:いかく
もちもの:ラムのみ
調整:H244 A52 S212
【調整意図】
・ HB特化カバルドン:たきのぼり+竜舞たきのぼり 乱数1発 (39%~45.5+56.7%~67.9%)
・ H4振りアシレーヌ:パワーウィップ 確定1発 (102.5%~121.7%)
・H特化
・S+1で最速インテレオン抜き抜き
・A余り
【ひとこと】
エースバーンをメタるために威嚇で採用した。PTにステルスロックが刺さっており、序盤よく出てきた相手のカバルドンに対し、オボンのみを発動させることなく無償突破することができた。威嚇のため、ラムのみを警戒されにくかった。
しかし、終盤流行っていたスピンロトムやパッチラゴンに何もできないため、終盤は選出が少なめだった。
竜舞ダイジェットでイージーWINを狙え、パワーウィップを外さず、序盤から中盤にかけて引っ張ってくれたエースポケモン。
ウォッシュロトム
(そげKing)
せいかく:ひかえめ とくせい:ふゆう
もちもの:オボンのみ
調整:H252 C204 S52
【調整意図】
・H244ギャラドス:ボルトチェンジ 確定1発 (101.4%~119.4%)
・ H特化
・準速60族と同速
・C余り
【ひとこと】
採用当初は、トゲキッスやラプラスなどの特殊アタッカーと撃ち合えるようにとつげきチョッキ型を採用していたが、おにびたたりめドラパルトに対する初手性能の高さを重視し、持ち物をオボンのみに変更した。また、そこからの引き先に刺さるおにびとでんじはを両採用することによって相手の一体を機能停止にすることができた。PT全体に重いドヒドイデを唯一倒せるポケモンだったので相手のPTにドヒドイデがいたら必ず選出した。
しかし、ゴリランダーが環境に増えることによって終盤の選出頻度は少なくなっていったが見せポケとして役に立ったと思う。
命中不安定わざを3つ採用したが、要所で当ててくれたそげキング。
トゲキッス
(SMILE)
せいかく:ひかえめ とくせい:てんのめぐみ
もちもの:じゃくてんほけん
わざ:エアスラッシュ マジカルシャイン わるだくみ かえんほうしゃ
調整:H244 C52 S212
【調整意図】
・H特化
・S+1で最速インテレオン抜き
・C余り
【ひとこと】
文字通りの白い悪魔。相手のカビゴンやチョッキアシレーヌが何もせず帰宅していった。弱点保険が考慮されず、初手に出てきやすいドリュウズやロトム系統をエサに初手ダイジェット+弱保発動によって最強の悪魔が爆誕した。
でんじは採用のドラパルトやロトム系統、ドラムアタックがあるゴリランダー、がんせきふうじ持ちポケモンに対して弱いと思われるが、初手対面のポケモンを倒し、後続に対してダイマックスを強要させることができたので、後述のアッキミミッキュとの相性が抜群だった。
ただ、相手のPTにパッチラゴンやガラルヒヒダルマがいる際には、初手選出を控えた方がいいと思う。さらに、メタモンにコピーされると厳しいのでダイマックスするタイミングは相手のPTをよく見て行うことが重要。
ミミッキュ
(ロロ.R)
せいかく:いじっぱり とくせい:ばけのかわ
もちもの:アッキのみ
調整:H228 A252 S28
【調整意図】
・エースバーンの珠アイアンヘッド 15/16耐え (83.6%~100%)
・ミラー意識のS調整
(ダイマックス時)
・ダイマックスはりきり珠A特化パッチラゴンのダイサンダー(エレキフィールド化)
アッキ込み確定耐え (65%~76.4%)
【ひとこと】
最後に現れた必殺仕事人。当初は、エースバーンやゴリランダーに対面で負けることからアッキでなく陰者ミミッキュを採用していたが、パッチラゴンが重すぎて渋々採用した。すると、鬼の対面性能を発揮し、フィニッシャーとしても、相手のダイマックス枯らしとしても使える超有能ポケモンだった。
さらに、ドレインパンチの採用によってカビゴンや通常不利のナットレイを対面で処理することが可能になった。素早さ調整もほとんどのミラーで勝っていたため、良かったと思う。
相変わらず、かたやぶりドリュウズとオノノクス、物理受けのサニーゴやアーマーガアには弱く、それらのポケモンへの対策は必須。
選出
基本選出
相手の初手ダイマックスと撃ち合い、実質2体倒した後に対面最強の2体を並べた選出。
終盤の9割がこの選出だった。相手が初手ダイマックスを切らなかったとしても、2体目にダイマックスを強要できる点が強く、さらにそのポケモンたちのほとんどが物理だったため、カウンターマニューラが刺さった。こちらの後続が高火力の先制わざ持ちなので、トゲキッスで相手を1.5体倒せれば負けることはなかった。
ただし、物理受けのアーマーガア等がいる場合にはミミッキュで気合の剣舞3積みドレインパンチで倒しにいくなどの工夫が必要。
対パッチラゴン、ガラルヒヒダルマ
対パッチラゴン、ヒヒダルマにおにびを撒き、裏のミミッキュの起点にすることで対応。
剣舞を2回積めるので相手の後続にも負荷をかけることができた。
おにびを外したら気合。
対受けループ
初手でんじはを撒くことで行動回数を制限。さらに、その後続に対してもでんじはを撒き、トゲキッスのまひるみでお祈り。
重いポケモン
選出された試合全てに負けた。ウォッシュロトムで上手く対面させて、ボルトチェンジで繋ぎミミッキュのかげうち圏内まで押し込めれば勝負になると思う。
パッチラゴン
ミミッキュのばけのかわがない状態や倒された後、さらにマニューラのタスキが削られている状態でパッチラゴンが出てくると絶望。基本的に初手パッチラゴンが多かったので対策はしやすかったが、検討の余地あり。
※はりきり珠A特化パッチラゴンの先制でんげきくちばし(エレキフィールド化)でダイマックスミミッキュがアッキ込みで吹き飛ばされたときはびっくりした。
受けループ
PT全体で受けループの対策が甘いため、当たらないことで対策としていた。
次のシーズンからポリゴン2やラッキー、エアームドの解禁により、受けループが増えると思うので対策が必要だと感じる。ギャラドスやエースバーンが完全に見せポケになっていたので、受けを崩せるポケモンを入れるのもあり。
ステルスロック展開
ステルスロックを打ってくるカバルドンやドリュウズ等に対して強いポケモンを並べたので結果的にあまりされなかったが、実はこれが一番きつい。マンムーやジュラルドン、ピクシーなどで単純にステルスロックを撒かれそうなときは交換しないことを決意した選出が必要。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
鎧の孤島のポケモンたちが解禁される前のラストランクマッチでしたが、楽しんでプレイできたと思います。相棒であるゲンガーとサーナイトの代わりに大活躍してくれたマニューラの可愛さから第三の嫁ポケ枠になりそうです。最終5000位以内を目指して走り始めましたが、上手く環境に刺さった構築を組むことができ、最終386位を達成したことは自分にとって自信にもなりました。レンタルPTを公開いたしますので、使った感想があればいただけると日々の励みになります。
来シーズンからはまた環境が変わりますし、秋のDLC解禁も迫っているのでこれからも楽しんでランクマッチに潜っていきたいと思います!
最後に、昔好きだったポケモンというコンテンツにもう一度引き戻してくれた大好きな実況者さんとのツーショットにて結びとさせていただきます。閲覧ありがとうございました。
質問があればtwitter@ggg_pokemonまで